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2010年 02月 26日
長〜い屋根材
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西陣で工事中のO HOUSEの屋根葺き工事が始まりました。
チェックの為に屋根に登りますが、周辺は低い建物ばかりなので空が広く、勾配屋根なので慣れるまでは結構怖いです。職人さんはさすがに余裕で、もっと急勾配でも足場は無しで大丈夫なのだとか。さすがです。

屋根材に使っているのは、ガルバリウム鋼板ですが、塗装にガラス繊維が混入してある強化塗装タイプのものを採用しています。今回の屋根材の長さは約9m。工場で整形加工したものをトラックで運んできて取り付けるのですが、この道巾の細い西陣地区をよく運んでくれたなあと感心していましたが、やはり限界ぎりぎりの長さだったそうです。流れ方向に一枚物で葺くことによって緩勾配でも排水、防錆性能が良くなり、見た目にもすっきりしますので大切な部分です。

by acehatano | 2010-02-26 02:06 | 建築
2010年 02月 23日
Diploma × KYOTO'10
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@Diploma × KYOTO'10 website

展覧会の案内が連続しますが、卒業制作の発表の時期ですので京都建築学生之会主催の合同卒業設計展が「みやこめっせ」にて開催されます。関西の大学が複数参加し、大学の力に頼らず学生が自主的に開催する展覧会だそうです。

学生の卒業設計を見ていると、実現可能なものと不可能なものがあります。その中でも何とか両立を目指し、ギリギリ実現可能なもの、そして難しいけど実現したら素晴らしいかもしれない、と思えるものに魅力を感じます。実現不可能ということは、社会に対して批評的視点を持って挑んでいるからであり、実現可能ということは社会との繋がりを模索しているから生まれるものです。

今は不況で、社会に対して実効性のあるアイデアしか受け入れられない時代です。しかし、その中でも理想を高く持ち、夢を描くことが将来に繋がると思います。自分のアイデアをどうやって実現していくかを考えること。それが建築設計という仕事の楽しみの一つでもあるということを考えさせられます。

website:http://diplomaxkyoto.jp/
会場:みやこめっせ
京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1
会期:2010年2月
26日(金)10:00〜17:00
27日(土)10:00〜16:00
28日(日)10:00〜15:00

by acehatano | 2010-02-23 23:20 | 建築
2010年 02月 14日
本野精吾展ーモダンデザインの先駆者ー
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京都工芸繊維大学Web siteより


京都工芸繊維大学にて、3月11日まで本野精吾展が開かれています。

先日シンポジウムに参加しましたが、建築家の藤森照信氏がパネリストで来られていたこともあり、本野という少しマイナーな建築家のイメージとは裏腹に、非常に盛況で講義室には入りきれないぐらい人が溢れていました。こんなこと今まであったかな・・・というぐらいでした。

本野精吾は工芸繊維大学の初期の頃の教授なのですが、私が大学院でモダニズムの建築を研究していた頃にその存在を知ったぐらいで、あまりその全貌は知られていませんでした。代表作である本野自邸は、モダニズム建築が好きな人であれば痺れるぐらい格好良い建築です。

今回は、初めてその活動全般がまとめられた展覧会ということで、近代建築はどうあるべきかを模索していた本野の活動がこの展覧会とシンポジウムを通して良く分かった気がしました。資料館で見ることが出来る非常に精巧な復元模型も含めて、中々密度の濃い展覧会です。

WEBSITE:京都工芸繊維大学 美術工芸資料館

建築家 本野精吾 展-モダンデザインの先駆者-

会期:平成22年1月18日(月)~3月11日(木)
開館時間:午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
入 館 料:一般200円、大学生150円、高校生以下無料
休 館 日:日曜・祝日および入学試験実施日〔1月30日(土)・2月25日(木)・26日(金)〕

・お問合せ
 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
  Tel.075-724-7924
 〒606-8585
  京都市左京区松ヶ崎橋上町

・交通案内
 京都市営地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅下車、1番出口から徒歩約10分

by acehatano | 2010-02-14 22:28 | 建築
2010年 02月 03日
家具まで設計すること
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先日竣工した「日向の家」のダイニングキッチンです。
お施主様の要望として、第一に上がったのは家具と一体感のある空間でした。私は常々、建物だけでなく家具や家電、インテリアのエレメント全般に渡ってデザインしたいと考えていますので、我が意を得たりという嬉しいご依頼でした。

この空間では、ウェグナーのYチェアーという定番の椅子が入っていますが、その他の収納、テーブル、キッチンは全てオリジナルデザインです。ダイニングテーブルは、国産のナラ無垢材を使っており、空間のサイズに合わせたシンプルな形態ですが、家具作家の坂田卓也氏とコラボレートしてデザインしました。何気ないテーブルですが、プロポーションにこだわり、寸法はミリ単位で検討しつつ制作してもらいました。

家具は建物を使う人が直に触れることが多く、建物のインターフェイス的な役割を果たします。ですので、その出来次第では建物全体の印象にも影響します。そういう訳で、今後も家具のデザインは大切にしていきたいと思っています。


設計:A.C.E. 波多野一級建築士事務所

by acehatano | 2010-02-03 00:23 | 作品