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2009年 07月 29日
目神山の家7・見学
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建築家・石井修の作品である「目神山の家7」を見学しました。通常は見学不可能な個人住宅ですが、現在のオーナーさんのご好意により見せて頂く事が出来ました。(オーナーのMさんは、約15年の間空き家になっていて朽ち果てかけていたこの家を2年がかりで修復された、非常に建築が好きな方でした。)又この機会を作ってくれたのは、友人の森本雅史君です。お二人ともどうもありがとうございました。

目神山の家は全部で20軒あり、全て一人の建築家・石井修の自邸である「目神山の家1」に惹かれた複数のクライアントが自然と目神山に集まり、石井氏に次々と設計を依頼されて出来たものです。その魅力は自然環境と一体となった空間と、力強い素材の使い方や、独特のプロポーションなのですが、雑誌や写真で見ただけでは良く分からない部分が多く、一度体験してみたいと常々思っていたものです。

実際に見た感想は、予想通り周囲の豊かな自然を室内に居ながらも良く感じられる空間でしたが、色々な寸法が普通の住宅より少し大きめで設計されており、大らかで剛胆な印象を受けました。又、民家風、和風、洋風、モダンなど様々な意匠を織り交ぜてありましたが、一連の空間として見たときに、まとまり感と落ち着きが感じられるのは、巨匠の才能と技だと感じました。
これはデザイン的に簡単に出来そうで、実は非常に難しいことです。数寄屋的な手法と言えますが、一般的な数寄屋の繊細さよりも、民家的、寺社的な太さや力強さが感じられる点が独特でした。

住宅という枠を超えて、建築とは芸術の一分野であるということを再確認出来た一日でした。

by acehatano | 2009-07-29 01:42 | 建築
2009年 07月 17日
樹形を選ぶ
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先日、工務店の現場監督と植木の卸屋さんに行きました。
庭に植える為の木を見に行ったのですが、広大な敷地に外構用の樹木が沢山植えられていて、ちょっとした植物園のようでした。しかも、建物の庭に使う為の木が多数揃っているので、具体的に樹形を確認しながら庭造りをイメージ出来るので、設計者としてはいくら居ても飽きません。本当は2〜3日泊まり込みで探索しながら思案したいぐらいでした。

同じ樹種の木が複数あって、代表的なハナミズキなどは赤白入れると100本近くあります。大きさ、枝振りや幹の太さなどが違うと、同じ樹種でも全く異なる印象になります。ですので樹形を選ぶという作業はとても重要です。

検討中のヤマボウシ、アオダモ、ヒメシャラ、シャラ、エゴノキや他にも同じ樹種で数十本を同時に見られました。又、良い庭造りの為に時間を見つけて足繁く通いたいと思います。

by acehatano | 2009-07-17 23:49 | 建築
2009年 07月 13日
121mの軒下空間
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三十三間堂に久しぶりに行ってきました。何度見ても長すぎる本堂は121mの長さがあります。
有名な通し矢は、今では横の特設会場で行われているのですが、昔は本堂の軒下空間で行われたこともあるようです。その長さも121m。実際に縁側に立ってみるととても端まで届きそうに無いぐらい遠くに感じます。そして、絶妙なスケールの縁側の寸法は巾約2.2mで軒下までの高さは約5m。相当大きなスケールなのですが、写真で見るとスケール感が無くなって普通に見えるのが面白いところです。

三十三間堂の一番の見所は1001体の千手観音が納められた内部空間ですが、この迫力のある軒下空間を体感することも良い経験です。

by acehatano | 2009-07-13 23:40 | 建築