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2008年 06月 27日
ヤマモモの実
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堅い話が続いたので、ちょっと休憩です。
ヤマモモの実を頂きました。直径1センチぐらいの真っ赤な小粒の実ですが、表面にさらに小さな粒が並んでいて、ちょっと不思議な実です。良く洗って、同量の砂糖で煮込めば、ヤマモモシロップが出来、炭酸水で割るとヤマモモソーダになります。かなり爽やかな味で、美味しいです。又、お酒好きの人はホワイトリカーで漬けても良いみたいです。
ヤマモモの木は、比較的強い木で公園や街路樹でも使われ、安定した樹形と常緑のしっかりした葉で、庭木としても人気がありますよ。

by acehatano | 2008-06-27 12:41 | 料理
2008年 06月 24日
分かりやすい家づくり入門03「家を建てる費用」(設計料)
設計事務所に依頼して家を建てたいという方に対して、家づくりに関わる実用的な豆知識を、分かりやすく解説することを目指す本シリーズ第3回目は設計料です。今回も又ちょっと長いです。

設計料の目安については、最も一般的なのは総工事費の10〜15%前後と言われています。又、この他に床面積や仮定労働日数を基準にしているところもありますが、目安としては上記に近い数値になると思います。

しかし、そのサービス内容の方は千差万別であると思います。設計事務所の所長自らが図面を描き、全てに目を通し、時間を掛けて設計するところもあれば、所長は営業のみで、図面はノータッチで、なるべく時間を掛けずに仕上げてしまうところまで色々です。又、技術力やデザイン能力のレベルも様々です。ですので、金額も大切ですが、内容を確認する方がより重要だと思います。ただ、内容といっても最初は良く分からないと思いますし、言葉のパフォーマンスだけで実は内容が薄い場合もありますので、過去の作品が丁寧に、しっかりと作られていて、かつ自分の感性にフィットするかどうかを確認することも大切です。最初は良し悪しや、好みにフィットするか分からなくても大丈夫です。色々見ているうちに徐々に分かってくると思いますので。そして、なるべく良い物を見ることです。

あと、良く色々なサイトにも書いてありますが、設計施工をまとめてやるような工務店やハウスメーカーでは、設計料が0円だったり非常に安く表示されたりしていますが、これは数字のマジックで、施工費用を水増しして補填してあるか、3日で設計と言われるような簡単設計だったりしますので、元々別物として考えた方が良いと思います。

以下は、A.C.E.波多野一級建築士事務所の場合です。


(1)設計料について

(a)総工事費=1000〜4000万未満の時
木造2階建:総工事費の10%
木造3階建:総工事費の11%
鉄筋コンクリート造:総工事費の11〜11.5%
※鉄骨造、混構造は鉄筋コンクリート造と同率

(b)総工事費=4000万以上の時
木造2階建:総工事費の7% + 120万
木造3階建:総工事費の8% + 120万
鉄筋コンクリート造:総工事費の8% + 120万
※鉄骨造、混構造は鉄筋コンクリート造と同率

(設計料算定例)
総工事費2500万円の時、設計料=250万円(税別)
2500×10%=250万

※上記は一般的な場合です。特別な場合、個別に異なります。



(2)設計・監理内容について

(a)事前調査
・建築基準法、都市計画法、消防法、自治体の条例、その他建築に関わる全ての法規のチェックと報告
・計画敷地に建築可能な最大範囲の検討と報告
・地盤調査立ち会い、及び結果の分析と報告
・その他、敷地に関わる調査と報告

(b)基本設計
・ご要望のヒアリング(家づくりで大切にしたいこと、部屋数、広さ、予算など、自由に多くの思いをお伝え頂きます)
・第一回計画案の提出(配置図、各階平面図、立面図、断面図、CGパース、1/100模型など)
・数回の打合せによる追加要望のヒアリング
・数回の打合せによる計画案の修正と熟成
・構造の基本設計
・基本設計案の確定
・概算工事費の試算
・資金計画の提示(概算工事費+諸費用+設計・監理料)
・基本設計図書提出(配置図、各階平面図、立面図、断面図、CGパース、1/100模型など)

(c)実施設計
・基本設計を元に工事用の図面を作成=実施設計図面
・数回の打合せによる、器具、設備の仕様、詳細部分の確定
・詳細模型の製作(1/50、1/20)
・詳細な構造設計
・実施設計図書の提出
意匠図・設備図(特記仕様書、計画概要書、各階平面図(各階平面詳細図)、立面図、断面図、天井伏図、矩計図、展開図、建具表、建具詳細図、家具図、家具詳細図、部分詳細図、電気設備図、給排水設備図、空調設備図、ガス設備図)
構造図(構造特記仕様書、基礎伏図、基礎断面詳細図、各階軸組伏図、軸組図、部分詳細図、構造計算図書)

(d)建築確認申請
・確認申請図書一式の作成
・役所、確認機関との折衝
・確認申請の提出

(e)工事費の見積
・工務店に見積依頼(1〜3社)
・見積書の価格が適正であるかチェック
・見積書の項目が適正であるかチェック
・見積の分析と結果報告
・目標予算へのコスト調整
・工務店選定への助言
・実施設計図面の追加、修正
・最終実施設計図面の確定
・工務店への工事用図面の提出(図面の種類は実施設計図と共通)

(f)工事現場の監理
・工事前の近隣挨拶
・現場監理(週1〜3回)
・重要構造部を重点監理(基礎、軸組、補強金物など)
・工事進捗状況の確認、工事内容と設計仕様の照合
・工程、施工に関する協議、調整
・基礎コンクリート強度試験及び報告
・中間検査立ち会い、報告
・完了検査立ち会い、報告
・工事写真撮影、提出
・竣工写真撮影、提出

(g)アフターサービス
・家具選定のアドバイス
・インテリアコーディネートのアドバイス
・1年、2年、5年、10年検査
・不具合が生じたときの対処
・将来増改築時のアドバイス

(h)その他個別の設計に関わるサービス
・土地取得前における、敷地に関する専門的アドバイス
・オーダー家具の設計
・オーダー照明器具の設計
・材木屋、銘木屋、工場の見学案内
・京都府内産木材利用の補助金申請
・近県国産木材利用のコーディネート等

※以上は基本メニューです。




バックナンバーリスト

01「家づくりにかかる総費用は?」
02「家を建てる費用」(工事費)
03「家を建てる費用」(設計料)
04「土地選びについて」
05「良い設計事務所とは?」
06「良い工務店とは?」
07「設計事務所への依頼の仕方」




京都の建築設計事務所・波多野一級建築士事務所
A.C.E. 波多野一級建築士事務所

by acehatano | 2008-06-24 03:08 | わかりやすい家づくり入門
2008年 06月 20日
分かりやすい家づくり入門02「家を建てる費用」(工事費)
今回はちょっと長いです。分かりやすくする為に、最初に結論を書きます。
・在来木造住宅の坪単価の平均値は約60万円。価格は性能、グレードに比例する。
・特殊な条件が伴う場合、価格は上昇する。
・良い設計事務所で設計・良い工務店で工事、が結局一番安い。


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■坪単価について
坪単価というのは、家の工事費について、床面積一坪当たりの値段のことです。建物を建てる価格の目安として最も分かりやすいので、広く使われている基準です。(工事費=坪単価×延べ床面積)というように計算します。しかし、工事費に関する業界の常識として「広告で宣伝されている「坪単価」の比較はあてにならない」というものがあります。何故なら工事費というのは

(1)本体工事費 + (2)別途工事費

という2つの項目に分けられており、一般的に使われている「坪単価」とは、(1)本体工事費だけにしか関係していないからです。しかも(1)と(2)に関して明快な区別のルールは無く、何を(2)別途工事にするか?は各業者の判断に任されているからです。ということは、表示上の坪単価は30万でも20万でも可能になります。これでは全く目安になりません。(※ 別途工事の例としては、照明器具工事、空調工事、床暖房工事、屋外電気工事、屋外給排水工事、屋外ガス配管工事、外構工事(門扉、駐車場、庭づくり等)、地盤改良工事、などがあります。これらを全て別途工事にすると、本体工事だけでは実際に住めない家しか作れません。)何だか、JAROに連絡したくなるような話ですね。
坪単価という言葉を聞いた時は、含まれていない(2)別途工事費を確かめることが大切です。

あるていど信用出来る目安としては住宅金融公庫(現:住宅金融支援機構)の平成16年度調査統計による個人住宅の平均建設工事単価です。これは、建設費としての平均値を現しているので実用性があります。これによると、坪単価約60万がおよその目安になります。

在来木造住宅の平均坪単価
・京都府:61.05万円
・大阪府:63.69万円
・滋賀県:55.77万円
・奈良県:58.41万円
・兵庫県:59.07万円

但し、これは住宅金融公庫での4年前の平均値なので、物価の高騰や、お勧め出来る性能を確保するには坪単価60万円以上は必要だと思います。又、高断熱、エコ設備、自然素材による内装など、次世代の標準仕様を考るなら坪あたり5〜10万円以上は余裕を見ておくと良いと思います。(参考:A.C.E.波多野一級建築士事務所が設計した「巴の家」は次世代仕様の高断熱、床暖房、自然素材をふんだんに使用し、坪単価約65万です。)又、建築雑誌などで紹介されている素敵な作品は、中には廉価なものもありますが、坪単価70〜80万以上のものが多いと思われます。

■特殊な条件について
特殊な条件とは、特に建設工事をするに当たって障害となることが予想される敷地条件のことです。代表的なものとしては

・軟弱地盤で、地盤改良工事の必要がある場合
・前面道路が狭い、又は急な斜面地で、工事用のトラックや重機が入れない場合
・山奥にある敷地でアクセスが大変な場合
・敷地が狭く、隣家ぎりぎりで建設する場合
・敷地が広くて、ライフラインを家まで繋ぐのが大変な場合
・敷地が広くて、外構工事費がかさむ場合

等があります。こういう条件での工事価格は、一般的な場合に比べて上昇します。

■安く家を建てる
例えば、坪単価50万円で家が建ったとします。平均よりもずっと安い値段です。しかし、本当に安いお得な買い物だったかどうかは、設計を担当した設計事務所と工事を担当した工務店にしか分かりません。家はおよそ10000点以上の部品によって出来上がっていますので、手を抜くところも沢山あるのが現実です。安く建てたが、壁の中で手を抜かれていたり、地震で倒れたりしては意味がありません。
大切なのは、払った金額に見合うだけのしっかりとした、設計・施工を「適正な価格」でしてくれる、「信用できる設計事務所と工務店」を選ぶことです。その選び方は又、後日アップしたいと思います。



バックナンバーリスト

01「家づくりにかかる総費用は?」
02「家を建てる費用」(工事費)
03「家を建てる費用」(設計料)
04「土地選びについて」
05「良い設計事務所とは?」
06「良い工務店とは?」
07「設計事務所への依頼の仕方」




京都の建築設計事務所・波多野一級建築士事務所
A.C.E. 波多野一級建築士事務所

by acehatano | 2008-06-20 18:04 | わかりやすい家づくり入門
2008年 06月 17日
お知らせ
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WEB SITEのトップページデザインを更新しました。より写真が見やすく大きくなっています。是非ご覧下さい。

A.C.E.波多野一級建築士事務所

by acehatano | 2008-06-17 16:10 | デザイン
2008年 06月 15日
分かりやすい家づくり入門01「家づくりにかかる総費用は?」
日々の楽しい出来事の記事と平行して、設計事務所に依頼して家を建てたいという方に対して、家づくりに関わる実用的な豆知識を少しづつ書いていこうと思います。細部まで詳しく解説するのではなく、家づくり全体の流れと概要について極力簡単に、分かりやすく解説することを目指していこうと思っています。

まず第一回は、「家づくりに必要な費用は、どのぐらいなのでしょうか?又、どんな費用がかかるのでしょうか?」についてです。

大きく分類すると、(1)家を建てる費用、(2)土地を購入する費用、(3)諸費用(税金等その他必要経費)の3種類に分けられます。これらの総額が家づくりに必要な金額になります。

(1)と(2)は、当然必要になるものなのでイメージしやすいですが、(3)の諸費用というのがくせ者で、しかも結構な金額になります(平均100〜150万程度)。又、ケースバイケースでさらに費用が発生することがありますので、資金計画では最初にここを押さえておくことと、余裕を見込んでおくことが大切です。下記を参考にしてみて下さい。(但し、金額は一般的な場合を想定していますので、場合により異なります。)


(1)家を建てる費用(工事費+設計料)
 +
(2)土地を購入する費用
 +
(3)諸費用

工事に関する諸費用
・確認申請+中間検査+完了検査料 : 約5〜27万(建物規模で決まります)
・地盤調査費用 : 約3〜5万
・工事契約印紙代 : 1.5万

ローンに関する諸費用
・ローン契約印紙代 : 1〜2万
・融資手数料 : 約5万〜
・抵当権設定登記 : 約10万〜
・保証料 : ローン金額の約1〜2%
・団体生命保険料 : ローン金額の約0.3%
・火災保険 : 工事費の約1〜2%

入居後の諸費用
・表示登記、所有権保存登記 : 約12万〜
・不動産取得税 : (不動産評価額ー1200万)×3%

その他場合により
・水道負担金
・地盤改良費用
・既存建物解体費用
・地鎮祭、上棟式等の費用
・家具、カーテン等の購入費用
・光ケーブル、CATV引込み費用
・仮住まいの費用
・引っ越し費用

次回は、(1)「家を建てる費用」について要点を書きたいと思っています。




バックナンバーリスト

01「家づくりにかかる総費用は?」
02「家を建てる費用」(工事費)
03「家を建てる費用」(設計料)
04「土地選びについて」
05「良い設計事務所とは?」
06「良い工務店とは?」
07「設計事務所への依頼の仕方」




京都の建築設計事務所・波多野一級建築士事務所
A.C.E. 波多野一級建築士事務所

by acehatano | 2008-06-15 13:40 | わかりやすい家づくり入門
2008年 06月 11日
信楽・雲井窯
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今日は陶芸工房の見学の為、信楽へ行ってきました。

見学させて頂いたのは、陶芸家・中川一辺陶氏の「雲井窯」です。主にプロの料理人の道具とてしての鍋を作られている方です。中川氏の鍋は、日本全国の一流料亭や旅館などで使われており、京都で最も有名な超高温で炊く「すっぽん鍋」のお店の鍋も氏の作品だそうです。私の実家でも氏の黒い炊飯鍋を使っているのですが、ご飯がとても美味しく炊きあがります。見た目も、マッシブで独特な雰囲気があり、姿も絵になる鍋です。

工房は、緑豊かな地域に建っていて、明るい作業場の横長窓からは緑が眺められ、大きな吹き抜けのある木組みの空間はとても気持ちの良い空間でした。作業スペースも広く、ものを作る場所としては、ある種理想的な環境に思えました。できれば私も、こういう環境で設計図を描きたいものです。

建築的な工夫にもかなりこだわっておられて、陶器を焼くときの窯の廃熱を利用してコンクリート躯体に蓄熱し、冬季の暖房に利用したり、素材、断熱やメンテナンスにも配慮されていている点など、陶芸家というより建築家的な発想が感じられました。

聞いてみると、かなり建築がお好きなようでした。私は、陶芸については素人ですが、土で形を作り、火で焼くというシンプルで原始的でありながら、奥の深い製造工程や、色、素材感など、惹かれる点が非常に多くあります。私も建築を作る上では、常にシンプルな手法で作りたいと思いますし、色や素材感は大切にしたいと思っています。
建築と陶芸というのは、相通じるものが多くあるのではないかと、今回は強く感じました。

by acehatano | 2008-06-11 21:44 | 建築
2008年 06月 05日
MI PROJECT
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MI PROJECTをホームページにアップしました。若い夫婦の為の小住宅計画案です。是非ご覧下さい。

http://www.ne.jp/asahi/ace/kyoto/WORKS.htm

by acehatano | 2008-06-05 23:58 | 建築
2008年 06月 05日
「近衛の家」
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「近衛の家」をホームページにアップしました。音楽が趣味のクライアントのお住まいです。是非ご覧下さい。

http://www.ne.jp/asahi/ace/kyoto/WORKS.htm

by acehatano | 2008-06-05 23:54 | 建築
2008年 06月 03日
衝動買い
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@GROOVISIONS



本屋で見つけて思わず買ってしまいました。グルーヴィジョンズの作品集。カラフルでポップでクールです。

by acehatano | 2008-06-03 00:50 | デザイン