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2008年 05月 30日
陶芸工房の設計
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現在進行中のプロジェクトの参考の為に、陶芸工房の見学に歩いています。
もちろん陶芸工房のある住宅を設計する為なのですが、元々ものづくり全般に渡って大好きな性分ですので、この機会に色々見て歩こうと思っています。写真は電動のロクロです。
もし見学出来る、お勧めの陶芸工房をご存じでしたら教えて下さいね。

by acehatano | 2008-05-30 20:06 | 建築
2008年 05月 21日
和菓子
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いただき物の亀屋清永の干菓子「お千代宝(おちょぼ)」です。
丸い形の頂点に赤い点という、ちょっと不思議なデザイン。これによく似ている、塩芳軒の「小口」(大徳寺納豆入り)という和菓子があります。又、亀末廣にも同名の「お千代宝」があります。和菓子の世界ではスタンダードデザインなのかもしれません。
お茶と一緒に食べるとリラックスできます。ありがとうございました。

by acehatano | 2008-05-21 23:58 | デザイン
2008年 05月 20日
犬島
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瀬戸内海の犬島に行ってきました。犬島は人口約64人の小さな島です。

そこで先月オープンしたばかりの、犬島アートプロジェクト第一期「精錬所」を見学しました。20世紀初頭にわずか10年間だけ稼働していたという銅の精錬所の遺構を保存、再生したもので、建築・現代アート・環境が一体となった施設です
廃墟と化した精錬所は、壁や煙突だけしか残っておらず、構造材であるカラミ煉瓦(銅の精錬過程で出るスラグを固めた煉瓦)はプリミティブな力強さを感じさせ、100年前のものというより、まるでローマ時代の遺跡のような風格があります。

建築と現代アートは、ダニ・カラヴァンやジェームス・タレルのアースワークを彷彿とさせるような、既存の環境と一体となって、自然光や風の流れを体感させるような種類のものです。太陽熱や地中の冷気を利用した自然空調を兼ねていることが新しい組み合わせに思えました。

遺跡・廃墟、煉瓦の好きな方、現代アートが好きな方は特にお勧めです。

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公式サイト:http://www.inujima-ap.jp/

by acehatano | 2008-05-20 09:26 | 建築
2008年 05月 14日
K HOUSE
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以前に設計したK HOUSEの写真を、東リのグラフィックカーペットタイル「底至り」のカタログに掲載したいと、元京都営業所長のH氏から掲載依頼の連絡がありました。
このK HOUSEでは、とても可愛いシーズの老犬しーちゃんが誰よりも大切に大切に、奥さんによって育てられていました。ですが、結構やんちゃな性格なので、滑ったり、床が傷むのが心配・・・。ということでしたので、本来オフィスや病院の床など、かなり過酷な場所でも使用可能なこのシリーズをリビングの床に採用しました。傷んだら部分的に取り替えや洗濯が出来るのもメリットでした。竣工から二年半してから見に行きましたが、奥さんの掃除の努力もあってか、綺麗なままでした。
多分、そういう話は無しで掲載になると思いますが、私的にちょっとだけ楽しみでもあります。

by acehatano | 2008-05-14 17:25 | 建築
2008年 05月 12日
DOCOMOMO
f0111673_10464516.jpg国立京都国際会館メインエントランス
(設計/大谷幸夫 1966年)


DOCOMOMO Japan 2008 in Kyoto の研究発表会を公聴しに行きました。
DOCOMOMOとはDocumentation and Conservation of buildings,sites and neighbourhoods  of the Modern Movementの略で、 モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織。です(長い〜)。荒めに、簡単に説明すると、20世紀に建てられた比較的新しい近代建築でも、価値のあるものが沢山ありますからそれらを評価して保存しようと呼びかけている組織。ということになります。

研究発表はどれも興味深いものでしたが、家に帰ってから気になってきたのが「日本建築学会による保存活動に関する一考察」でした。日本建築学会がその歴史的価値を認めた近代建築について、学会が保存要望書を提出することによって、その結果保存が実現されるケースが多いそうです。しかし、より保存を促進させるには今後は歴史的価値を見いだして提言する以外に、「どう保存活用するのがベストか?」という手法について具体的に提案することが必要だと思われる。というのが結論の中の一つでした。単に保存してね。と頼むだけでは上手く行かない、という事ですね。

このことは建築の歴史的価値の調査研究だけでなく、建築設計や社会の様々な問題の解決も含まれるので、建築史研究者の扱う問題の範囲を拡張させることになり、より困難な課題になっていく気がします。しかし、価値ある保存活動への次のステップに進む為には必要なことなのだろうな、と思いました。そして、最終的には「誰が改修設計をするのか?」や、「誰が保存した建物を運営するのか?」というところまでを問題とし、それが一般の人にも浸透し、そうなって初めて意味のある保存が実現されるのではないかという気がしました。

by acehatano | 2008-05-12 10:51 | 建築
2008年 05月 07日
かきつばた
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大田神社のカキツバタです。平安時代からこの場所に咲いていた記録があり、天然記念物に指定されています。緑の中に浮かぶ紫の花は、浮遊感があって幻想的です。

by acehatano | 2008-05-07 03:40 | 散歩・旅
2008年 05月 05日
ハンバーグ
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待庵を見た後、近くにある藤井厚二設計の聴竹居を少し見て(まだ非公開なので外観のみ)、帰り道に何だか気になる家がありました。大きな木製のデッキと石釜があり、その横にピザ用のターナー(コテ)が置いてあります。レストランっぽいな・・・と思ってよく見るとCLOSEDと小さな看板が下がってます。ジャンルもメニューも営業時間も分からないし、当然値段も見当が付きません。何だかやる気の無い店だなあ、会員制の高級店か?と思っているとデッキに店の人らしい人影が。店のことを聞いてみると、ピザとパンのレストランです、営業時間は大体11時半ぐらいからかなあ、との回答。客を前にして大体・・・という回答に、ちょっと道楽者のにおいがします。(笑)
開店まで20分ほど待って、長い階段を上ってデッキを通り店に入ると、神戸から移築した蔵を改装した店内に朴(ほお)の木の大テーブルと、ネスターマーチンのストーブが置かれており、ナチュラルで良い雰囲気です。値段はやや高めでしたが(コーヒー550円・ランチ1800円)、出てきたランチセットのハンバーグは、シンプルな粗挽きで、肉の味がしっかりしていて美味しかったです。最近ハンバーグはソースの味付けで何とかなると思っていたので、ソースに全く頼っていないのにはちょっと驚きました。
場所は、JR山崎駅の踏切を渡ってすぐ左。「五風十雨」という店です。(営業時間、休日などは不明です。すみません。)

地図>

by acehatano | 2008-05-05 01:17 | 散歩・旅
2008年 05月 03日
待庵
三月より拝観の申し込みをしていた、妙喜庵待庵を見に大山崎に行きました。
日本に三つある国宝茶室の一つで、千利休の構想による茶室と確認されている唯一のものです。内部の土壁は桃山時代のもので、千利休や秀吉が茶を飲みながら見ていた壁そのものです。残念ながら写真は撮影禁止でした。
この妙喜庵のある場所ですが、何とJR山崎駅の真ん前。非常ににぎやかで、イメージしていた立地とはだいぶ違いました。その昔、電車や高速道路が開通する前は、淀川が南東方向に望め、北西方向には天王山がよく見えて、とても眺めの良い静かな環境だったそうです。この茶室は室町時代に建てられた書院に増築(移築)する形で付け加えられたものですが、淀川方向へ突き出すような配置で、最も景色の良さそうな方に向けて建てられています。なので、茶室に入るまでのアプローチを歩くとき、又茶室内部の連子窓より、はるか下方に淀川が望めたかもしれません。もし、昔のままの環境で見ることが出来たなら、さらに良く見えたでしょう。
もちろん、建物も非常にプロポーションが良く、極小サイズの空間は非常に愛らしく、一見の価値があります。

参考サイト : 妙喜庵

by acehatano | 2008-05-03 23:59 | 建築
2008年 05月 01日
高畑の家・見学
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高畑の家(設計:mega/長坂大)の見学に行ってきました。
古い町家も残っている閑静な住宅街にあり、天気も良いので中々良い見学日よりでした。修業時代に勤めていた事務所の師の作品というのは、巣立った後になっても何かを学び取る機会であり、自分の現在の位置を確認する為の指標にもなります。
敷地が景観形成地区にあり、伝統的な外観を求められる為に、道路に面して和風の意匠の門屋が設けられており、道路から一見すると全く普通の和風住宅に見えます。門屋の後ろに大きな前庭、そして母屋、一番奥に裏庭という重層した構成になっていますが、前庭を挟んだ母屋のファサードデザインは全く和風の意匠は用いられずに、いつものmega作品独特のものです。しかもシンメトリー。この門屋と母屋のデザインのギャップが非常に大きくて最初少し戸惑いました。でも後で考えてみると、このギャップが大事なのではないかという気がしてきました。トンネルを抜けるとそこは雪国だった・・・ではないですが、ごく普通の門扉の向こうには全然違う風景がある、というのは面白いことなのかもしれません。
伝統的な町並みと、現代的なデザインの調和というのは京都に住む我々にも大きな問題ですが、これも解決方法の一つではないかと思います。

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by acehatano | 2008-05-01 02:22 | 建築