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2007年 09月 29日
京都の名水・柳の水
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Photo by MEDIA SKIN


以前ブログで書いた、狂言「清水」に登場する京都の名水「柳の水」を汲みに行きました。
千利休に愛されたという京都の名水です。

京都の中心部にある井戸水は、地下鉄が開通して以来水量が減ったり変質したりして駄目になったという話を良く聞きましたが、この柳の水は地下鉄の路線に囲まれながらも全く影響がなく、味も昔のままだそうです。その場で飲んでみたのですが、とても軽やかで素直な味です。吸収が良さそうで、体にすっと染み込む感じがしました。

井戸は「馬場染工業」という染め物屋さんの通り庭にあるのですが、近所の人が当たり前のようにやってきて主人に挨拶し、汲んで行くという水を通してのコミュニティが出来上がっているようでした。又管理がしっかりされているので、ポリタンクを大量に持ち込んで汲んでいく人も居なさそうで、それぞれお茶やコーヒーを楽しむのに必要な分だけ持ち帰って行くのが、とても清々しい風景に思えました。

私も、家に帰って早速お茶を入れてみました。(普通の焙じ茶ですが)
これで、設計の仕事も狂言の練習も軽やかにはかどるというものです。

場所:京都市中京区西洞院通三条下る柳水町 馬場染工業敷地内
取水時間帯:8:00〜18:00(日曜休み)

by acehatano | 2007-09-29 20:46 | 狂言
2007年 09月 22日
大田神社
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仕事とブログ用で使っていたデジカメ(RICOH GX-8)のレンズカバーが故障し、修理に出したのですが、仕事に支障が出てはいけないので、急遽新しいデジカメを購入しました(CANON IXY 910IS)。まだ使い方に慣れていないので仕事の帰り道の途中にある大田神社で試し撮りしてみました。

大田神社は上賀茂神社の東隣にある小さな神社(敷地は大きい)ですが、天然記念物のカキツバタが群生しているので有名です。
しかし、私はそれよりもこのコンパクトで、軒が低く、やや暗めの拝殿の空間が好きです。明るい参道とのコントラストによって周辺の緑がとても綺麗に見えて、落ち着けます。


大田神社の地図

by acehatano | 2007-09-22 22:00 | 散歩・旅
2007年 09月 15日
高断熱住宅セミナー
昨日、室蘭工業大学の鎌田紀彦教授の「高断熱住宅オープンセミナー」に参加してきました。鎌田教授は北海道での木造住宅の断熱方法において最先端の研究をされている方です。
講習の主な内容は、次世代省エネルギー基準をさらに上回る高断熱住宅を目指す手法についてのレクチャーでした。又、夏を涼しくする技法。断熱リフォームについても解説がありました。
(次世代省エネルギー基準についての参考サイト: http://www.ibec.or.jp/pdf/index.htm

本州の温暖な地域と違って、北海道では断熱工事のミスが家の寿命や安全、ランニングコストにとって遙かに影響が大きく、研究者、設計者、工務店まで多くの人がこの問題に取り組んでいるので、実践的な技術において本州よりもかなり進んでいると思います。

例えば、平均的な住宅でワンシーズンに使用する灯油の量は1500リットルを超えるとの事。何と18リットルのポリタンクが80個以上。北海道出身の先輩に事実を確認しましたが、やはりそのぐらいは普通に使うとの事でした。これは切実な問題として真剣に考えるというものです。
本州の事情は多少違うかもしれませんが、その最新の理論や手法を習得することは、冷暖房をなるべく使わず快適に過ごせる家を設計する為には大変有意義であると思います。冷房、暖房の使いすぎは体にも、地球環境にも良くありませんので。

ただ、私の住宅設計におてい重視するポイントは、周辺環境を生かすことや、住む人の生活スタイル、生活動線、素材や構造など他にも多くあり、断熱もその中の一つです。ですので、ことさらその部分のみを強調するのでは無く、通常通りに設計しながら当たり前のように断熱もしっかり計算されている。というのが理想の設計スタイルだと思っています。
(研究者である教授も、セミナーの最後に同様の事を言われていたのには驚きましたが。)

by acehatano | 2007-09-15 18:22 | 建築
2007年 09月 14日
広沢HOUSE現場
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今工事中の住宅リフォームの現場写真です。
内装解体が終わったばかりですが、小屋組が思ったよりずっと綺麗でした。ゴロンボ(丸太)も中々力強いし、材も良い。元々はコスト的に有利な平らな天井を張る予定でしたが、これを見て急遽小屋を現しにして仕上げる事になりました。

現場での変更は、設計変更、工程の変更、再見積、クライアントの決断、など多くの事を工期に合わせて短時間で行わなければいけないので大変なのですが、より良い空間になるのが確信出来た場合は見逃せないところです。又、リフォームは新築と違って、既にそこにあるものを如何に利用するか?というのが、難しいところでもあり、醍醐味でもあります。

by acehatano | 2007-09-14 09:15 | 建築
2007年 09月 11日
宝ヶ池公園
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天気が良いので、朝散歩に出かけてみました。
場所は宝ヶ池公園。京都市内とは思えない緑豊かな公園です。
特に、今日は京都らしからぬ涼しさで、ちょっと軽井沢にでも居るような爽やかさでした。
野鳥(ガチョウ、マガモ、カワウ等)も見られ、池には魚や亀も多数泳いでます。
あと、比叡山と建築家・大谷幸夫の名作・京都国際会議場が公園のどこからでも見えるというオマケ付き。これからのシーズン、散歩に出かけるならお勧めですよ。

地図

by acehatano | 2007-09-11 22:32 | 散歩・旅
2007年 09月 04日
スペイン・スライド会
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長坂先生がスペイン旅行のスライド映写会をするので、見に来ないかというお誘いがあったので、行ってきました。写真は、映写されたスライドを撮ったものです。お土産のハモンセラーノ等を頂きながら、まるでスペイン旅行をしてきた錯覚に陥るような夜でした。

2週間の旅だったそうですが、グラナダ、コルドバ、セビリヤ、トレド、セゴビア、バルセロナ、クエンカ、ビルバオ等、ほぼ全域で、レンタカーで4000キロ近く走ったそうです。撮った写真の枚数は確認していませんが、多分1000枚超で、とても充実した内容でした。

スライド会は、建築設計に携わる者にとっては良くあるイベントの一つで、大抵皆おびただしい数のスライド写真を所持しています。行ったことが無い建物や街が見られるという楽しみに加えて、撮影したその人が何処に注目して、どういう風に建物や街を見ているか?という事が分かるのも興味の一つです。長坂先生の場合は一貫して、地形、街路構成、建物の建ち方、素材とその構成、装飾、にスポットが当たっているように思えました。

素材とその構成、装飾に関して、イスラムの影響を受けているスペインの伝統的な建築デザインは非常に濃いです。本当に目が回るぐらい緻密な模様が隙間無く施されています。我々日本人は空白や余白に美を感じたりするのですが、まるで正反対です。しかし、濃い中にも絶妙な間合いや、濃淡があって共感出来る部分も多く撮られていて、積極的にデザインすることの素晴らしさが伝わってきます。こいうものを見るとデザインするということに勇気が湧いてきますね。

by acehatano | 2007-09-04 01:05 | 建築