<   2007年 08月 ( 4 )   > この月の画像一覧

2007年 08月 25日
京都府木造住宅耐震診断士
f0111673_20292136.jpg

「京都府木造住宅耐震診断士登録講習会」に行ってきました。

講習会場は、「文化パルク城陽」です。この建物の設計は、京都工芸繊維大学・名誉教授の西村征一郎先生によるものです。竣工当時は、前衛的な形態と大きなボリュームによって、この地域の風景にかなりのインパクトを与えたと思います。色々問題もあるようでしたが、10数年の年月を経て落ち着きを増し、市民にも活用され、地域に根付いてきた印象を受けました。

さて、肝心の講習ですが、京都府内の昭和56年5月31日以前に着工した木造住宅(延べ床面積240平米以下)を対象として、建築士がその耐震性を調査し診断する為の基礎的な知識と方法をレクチャーし、「京都府木造住宅耐震診断士」を登録するものです。そして、私も当日に耐震診断士として登録されました。

診断の方法は、基本的には通常の新築木構造設計の延長上にあるものですが、既存住宅の使用材料や劣化度合いを考慮して、その耐震性能を数値化して示す、という非常に分かりやすいものです。中でも「一般診断方法」というのは、厳密な診断では無いですが、調査の為の解体(破壊)を伴わず、過去のデータによる評価基準により、素早く診断出来るという点では良い方法だと思いました。
又、京都府民の方は京都府の窓口に申し込むと、この一般診断を2000円の負担で受けられる(国や自治体の補助金制度により)というのも、耐震改修を推進するのには良くできた制度だと思いました。

しかし、この補助金制度についてウェブで検索してみたのですが、分かりやすくて親切な情報が全く見つかりません。もう少し、京都府もPRした方が良いのではないかと思ってしまいます。問い合わせ先は以下になりますので、耐震診断を希望される方や、気になる方は問い合わせて見てください。


問合せ先
京都府 土木建築部建築指導課 建築防災・安全係
〒602‐8570 京都市上京区下立売通新町西入る
TEL 075-414-5346 FAX 075-451-1991


誰でも出来るわが家の耐震診断の参考サイト
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic/wagaya.html

京都の地震と活断層に関する参考サイト
http://www.city.kyoto.jp/shobo/katsudan/katsu_top.html

by acehatano | 2007-08-25 20:46 | 建築
2007年 08月 17日
風車の高原
f0111673_12143668.jpg

バイクでツーリングに行って来ました。今回は二輪免許を取ったばかりの友人Y君と一緒です。快走出来る信楽・伊賀上野経由のルートで、暑いけれど気持ちの良いツーリングでした。
目的地の青山高原には、オランダ製の風力発電用の風車が群をなして20基が設置されています。最高高さは75M、羽根の直径は50M。近くで見ると凄い迫力です。
エコロジーで環境に優しい設備だと思うのですが、その雄大なスケール感は理屈を超越した存在に感じてしまいます。

参考サイト
http://www.awf.co.jp/

f0111673_12272171.jpg

by acehatano | 2007-08-17 12:37 | 散歩・旅
2007年 08月 06日
蔵の窓
f0111673_23384193.jpg















山本本家



最近、蔵の窓がとても魅力的に感じられます。
木の板壁に白いしっくいで縁取られた小さな窓が、規則正しく、端正に並んでいる様は何ともいえず味わいがあります。何故魅力的に感じるのか、色々考えてみたのですが、一つにはとても丁寧に手間をかけて作られている。という事があると思います。
しっくいで枠を作り、木でその外側を縁取り、鉄の格子を付け、内側に建具を付けて、庇を取り付ける。ここまでで、左官屋、大工、鍛冶屋、建具屋、瓦屋と、一つの窓を作るのに、5種類もの職人を必要としています。
しかも、その手法で作らなければならなかった合理性があり、機能的でもある。というのが、最も魅力的なところです。


f0111673_23381953.jpg











松本酒造

by acehatano | 2007-08-06 23:51 | 建築
2007年 08月 02日
見学
f0111673_8534258.jpg



















師である、長坂大氏設計の最新作「今熊野の家」を見せて頂きました。

間口19.22m、奥行き3.2m~5.4mというとても横に細長い平屋建ての住宅です。外壁は純白の左官壁で、サッシ枠や軒裏も白色。内部は6カ所のスペースに区切られていましたが、天井面を視覚的に連続させてあり、壁には横14mにも及ぶ水平横長窓がスペースを横断して設置され、その長さを強調する方向で各部分がデザインされていました。

改めて、こうして文字で表記すると、その白さ加減や、長さ具合が強調され、特殊な佇まいを想像してしまいます。しかし、実際の建物を体験すると、その純白の外観は周辺の木々に囲まれ馴染んでおり、内部は床のレベル差や、自立壁で適度に囲われて落ち着き、とても自然な感じです。このあたりが、設計の妙ではないかと思いました。
白いけれど、白くない。長いけれど、長くない。そういう印象の建物でした。

by acehatano | 2007-08-02 08:56 | 建築