2017年 05月 24日
木のデッキテラスとNYチェアー
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私は木製のデッキテラスを必ずと言って良いほど、庭の一部に設計します。
今のように気候の良い季節に、屋内から庭に出るときの気持ちの良い感覚をより楽しみたい、という思いがあります。そしてその提案に対してお客様が共感して下さる、又は設計当初から要望されることも多いです。

設計していて毎回思うのは、デッキテラスに似合う家具が意外に少ないことです。この写真のNYチェアは1970年に日本で生まれた折りたたみ椅子の名作ですが、本来は屋内のリビングで使う安楽椅子です。

座り心地が良くて、軽くて丈夫、コストと価格のバランスが良く、見た目も美しく、普通に使っても素晴らしい椅子なのですが、たまたま竣工写真撮影の時にデッキに置いてみるとより一層デッキを魅力的に見せてくれることに気づきました。

それ以来、デッキ用の椅子のお勧めを聞かれるとNYチェアです、と答えるようにしています。但し本来は屋内用なので、普段は屋内に置いておくことをお勧めします。折りたたみ椅子なので、使わない時は折りたたんで収納出来るところも便利です。

何だか椅子の宣伝のようになってしまいましたが、この椅子に負けないような魅力的なデッキテラスのある空間を設計したいと思っています。

設計 : A.C.E. 波多野一級建築士事務所
撮影:沼田俊之

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# by acehatano | 2017-05-24 21:43 | 建築
2017年 05月 22日
岩倉の森になる住宅群
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植物の育ち具合を見に伺ったハレニワの家。記録写真を撮っていたら、既にご入居されている方から話しかけられました。多くの樹木のある空間を楽しんで暮らして頂けているとのお話が聞けて大変嬉しかったです。又私の想像以上に設計コンセプトを理解して頂いていました。

まだ完成して間もないですが、植物も順調に育っていて、近い将来新たな岩倉の森が出来上がるのが想像出来ました。

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# by acehatano | 2017-05-22 01:48 | 建築
2017年 05月 09日
ペチャクチャナイト京都 <PechaKucha Night Kyoto Vol. 25 >
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ペチャクチャナイト京都にスピーカーとして参加します。


ペチャクチャナイトは、2003年に東京の若手のデザイナーたちが自身の作品を発表する為のイベントとして始まり、スライド20枚 x 20秒という決まりの中でプレゼンテーションを行います。
今では世界中にある900以上の都市に広まっているイベントです。


今回のテーマは「ものづくり」です。
9人のスピーカーが参加しますが、そのうちの一人としてこれまでの作品を「風景をつくる建築」という題でお話させて頂こうと思っています。

ご興味のあるかたはぜひお越し下さい!

詳しくはこちらまで。
PechaKucha Night Kyoto
http://www.pechakucha.org/cities/kyoto
https://m.facebook.com/pknKyoto/


日時 2017年5月20日 19:30 - 22:00
場所 MTRL KYOTO   → web site
   (〒600-8119 京都市下京区本塩竈町554 )

# by acehatano | 2017-05-09 18:09 | 作品
2017年 04月 28日
雑誌掲載のお知らせ


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Dari K 本店 」 が商店建築 2017年5月号に掲載されました。
 特別企画 / クラフトを軸にしてつくり出すニューウェーブ・チョコレートショップ

# by acehatano | 2017-04-28 21:33 | 作品
2017年 04月 22日
植物と共に暮らすこと
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春は新緑の季節です。
昨年設計監理した北白川のお花屋さん(+住宅)に伺いましたが、2階と3階の窓辺にも新緑が芽吹き始めていました。

上階のバルコニー状の部分はプランターボックスのサイズに合わせて作った花台です。家の中からも緑が楽しめて、道行く人から見てもお花屋さんらしい、植物に彩られた風景が作れます。さらに、夏は強い日差しが緑の葉っぱに遮られて、涼しく過ごせるという効果も期待出来ます。

街中では周囲の景色が良くなかったり、庭が十分確保できなかったりすることもあると思いますが、鉢植えや屋内の観用植物に囲まれて暮らすというのも良いものです。特に今回はお客様が植物のプロということで、色々インスピレーションを頂いて設計してみました。住む人が植物と共に暮らしながら内外の風景を育てていくということを考えた建物です。


北白川のお花屋さん : joujou flowers
京都の建築設計事務所 : A.C.E. 波多野一級建築士事務所

# by acehatano | 2017-04-22 21:55 | 建築
2017年 04月 13日
クリ無垢材の経年変化について
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竣工してから5年目の「北山の家」に伺いました。
栗の無垢材フローリングが経年変化によって、非常に良い色になっていました。新築の時よりも味わいが増していて、大切に使って頂いているのが分かってとても嬉しい瞬間です。

新築時はどんな色だったのか?確かめる為に竣工直後の写真を見てみると、その大きな違いに驚きます。新しい木の色も好きですが、年月を経て独特の深みが増した色はさらに良いものだと実感しました。

設計 : A.C.E. 波多野一級建築士事務所

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新築時

# by acehatano | 2017-04-13 21:57 | 建築
2017年 04月 05日
家具をつくることについて
家具のデザインを考えることが好きです。良い建築空間をつくるためには、良質な家具が必要だと思っています。
座り心地の良いソファや椅子は特に大切で、毎回設計した住宅に最も似合う椅子をお勧めしたり、ご依頼があった時には設計してつくったりします。

今回は、当事務所で過去に設計したソファと椅子についてご紹介します。

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リビングルームの造作ソファです。適度な柔らかさのクッションと肌触りの良い生地を選びました。
ゆっくり本が読めて、静かな庭が眺められます。




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書斎用の椅子で、ゆったりした幅広の肘掛けが特徴です。
脚と背もたれはナラ材。座面は手編みのペーパーコードを使用しています。





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お風呂用の椅子です。耐水性の高い無節のヒノキ材を使い、
釘や接着材を使わずに、仕口と楔だけで組むことで耐久性を持たせています。




設計 : A.C.E.波多野一級建築士事務所
製作 : 坂田卓也製作所、村上椅子、高橋工務店

# by acehatano | 2017-04-05 22:47 | デザイン
2017年 03月 29日
分かりやすい家づくり入門 「ハウスメーカーや工務店と、設計事務所に家づくりを依頼した場合の違いは?」
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家づくりの依頼先は「設計事務所」の他に「ハウスメーカー」「工務店」という選択肢があります。
ご相談に来られる方から度々聞かれるのが「設計事務所に依頼すると何が違うのか?」というご質問です。
今回はそのご質問に対して、当事務所が普段仕事をしていて感じていることを簡単に分かりやすく解説したいと思います。

(1)設計に対する自由度が高いこと
まず、要望と予算をお聞きして、敷地の形状や周辺環境を読み込み、法的な制限などを調べてから設計に入るのですが、その場合様々な手法を用いて最適な案を模索します。完成した姿を思い浮かべながら、工事の方法(作り方)を考えて、素材を選び図面を書いていきます。その中で、様々な手法の選択について制約が少なければ少ないほど、依頼された要望に一致する良い案が作れると考えています。また、周辺環境に合ったプランや素材なども自由に考えて選べることも大切なことです。

ハウスメーカーの特徴は、量産可能な複数のユニットがあらかじめ用意されていて、なるべくそのユニットの組み合わせから外れないようにしつつ顧客の要望に一致するような案を目指すという点にあります。本来、ハウスメーカーの成り立ちが「量産可能な標準的形式の住宅」というものを考えることからスタートしているからです。標準メニュー以外の要望に対しては、オプションで対応していますが、追加費用が高額になりがちです。あらかじめ想定された標準的な敷地や条件などと一致した時はメリットを発揮します。しかし、現実には多くの要望や敷地条件を読み解いてゆくと、ライフスタイルや好みも様々なので、住宅は標準化という手法のみでは個別の要望に十分に対応することは難しいのかもしれません。

工務店については、注文住宅を中心に工事を行っている会社であれば、基本的に自由な設計が可能だと思われます。ただ、自社の中に総合的なデザイン能力のある建築士が在籍している工務店はまだまだ少ないと感じています。理由は様々ですが、基本的に工務店は施工(工事)を主な業務として考えているので、設計という業務はどうしても後回しになるという性質があるからだと思います。これは、組織の構造的な制約になります。



(2)デザイン性、空間性が高いこと
デザインとは何か?という問いに対して私は「デザインとは条件を整理すること」だと思っています。
それは、論理的なものもありますが、感覚的なものも含めて整理するということです。
例として、太陽光を取り入れる為に窓を付ける、という一つの行為を考えてみます。非常に簡単なことに思えますが・・・・

窓の大きさは?
窓の高さは?
窓の形状は?
開閉操作に問題は無いか?
窓の外にどのような風景が見えるのか?
隣家の視線は気にならないか?
カーテンは必要か?
風が上手く通り抜けるか?
枠の形状は?
眩しすぎないか?
暗すぎないか?
朝、昼、夕方、夜のイメージはどうか?
部屋の大きさに対して適当か?
隣接する窓とのバランスは適当か?
外観における窓のバランスは適当か?
綺麗に光りが差し込むか?
空間をより良く見せることが出来るか?

など多くの検討事項があります。それらを一つ一つ整理して、最もバランスが良く空間に合った「窓」を考えることは熟考を要することです。
その他にも、扉や家具、壁、床、天井など全ての部位に対して最適なバランスについて総合的に検討を行い、形状や機能を整理することで少しずつデザイン性が感じられるようになり、豊かな空間が生まれます。もちろん、2次元では無く、3次元のCGや模型を数多く作って検討を行います。

これだけのことを、実際に考え感じながらデザインすることは、多くのエネルギーと能力を必要としますが、気持ちの良い豊かな空間をつくる為には必要な作業だと思っています。
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(3)コストバランスが良いこと
コストパフォーマンスを良くするコツとして、優先順位を整理してお金を掛けるべきポイントを絞る。という考え方があります。
優先順位の低いところは徹底的に無駄を省いてシンプルにつくることにより、トータルのコストを低くおさえるというものです。この手法も実際は非常にバランスが難しく、コストを優先するあまり削ってはいけない部分まで全てカットしてしまい、残念な住宅が出来上がってしまう可能性があります。
それを避けるには、空間の中で最も大切な要素は何か?を理論的にも感覚的にも、しっかり把握しながらコストダウンをしなくてはなりません。削ってはならない部分と、削っても大きな問題にならない部分をケースバイケースでしっかり見分ける力が求められるのです。それも「デザイン=整理すること」の1つだと考えています。

そして、様々な選択肢の中からベストな手法、工法を用いて進めていくためには、上記の(1)「設計に対する自由度が高い」ということも生きてきます。又、コストダウンした後であっても(2)「デザイン性、空間性が高いこと」が感じられるように、空間の中の最も大切な要素を把握しながらまとめます。


よって、最終的には満足度において大きな違いが生じるのではないかと考えています。



A.C.E. 波多野一級建築士事務所




# by acehatano | 2017-03-29 12:02 | わかりやすい家づくり入門